「保証協会保証付き融資制度」と「日本政策金融公庫制度融資」
➀セーフティーネット4号(業種縛り無し・売上20%減・100%保証)
〇申込者が指定を受けた地域において1年以上継続して事業を行っている。 〇指定を受けた災害に起因して、その事業に係る当該災害等の影響を受けている。 〇原則として最近1か月の売上高が前年同月比に比して「20%以上」減少、その後
の2ヵ月間を含む3か月の売上高が前年同期比「20%以上」減少することが見込まれる。 〇「業種指定」はなく、「地域指定」となる(今回は47都道府県全て指定地域) 〇保証協会が100%保証する 〇所在市区町村の「認定書」が必要
➁セーフティーネット5号(業種縛りあり・売上5%減・80%保証) 〇指定業種に属する事業を行っており、最近3か月間の売上高が前年同月比「5%以上」
減少の中小企業者。 〇指定業種に属する事業を行っており、製品等の原価のうち「20%」を占める原油等の仕
入価格が「20%以上」上昇しているにも関わらず、製品等の価格に転嫁できていない
中小企業者。 〇保証協会が80%保証する 〇所在市区町村の「認定書」が必要
➂セーフティーネット貸付(業種縛りなし・売上高5%減)
※➀、➁と名前が似ててややこしいですが、こちらは日本政策金融公庫の制度融資です。
〇最近の決算期における売上高が前期または前々期比「5%以上」減少している 〇最近3か月間の売上高が前年同期または前々年同期に比し「5%以上」減少しており、
かつ、今後も売上の減少が見込まれる方 〇最近の決算期における純利益額または売上高経常利益率が前期または前々期比に比し
悪化している。 〇返済期間は設備15年以内、運転8年以内
④新型コロナウィルスに感染症にかかる衛生環境激変特別貸付(3業種限定・売上10%減)
※「旅館業」「飲食店」「喫茶店」の業種限定になります。
〇最近1か月の売上高が前年または前々年の同期と比較して「10%以上」減少しており、
かつ今後も売上高の減少が見込まれること 〇中長期的に業況が回復し、発展することが見込まれていること 〇期間7年以内→なお、本制度は別枠10,000千円(旅館業は別枠30,000千円)
その後の再建計画が必要
ここが一番大事ですが、うまく借り入れが出来たとしても、今後の業績の見通しが芳しくなくお金が尽きてしまう企業も多発すると思います。この先6か月~1年の資金繰りをきちんと構築し、冷静な頭で判断をし、場合によっては「リスケジュール」の選択をせざるを得ないと思います。